小売業界レポート

2004/11/1


不動産鑑定士 山本厚夫

めまぐるしい変化を遂げる小売業界の動向と鑑定評価との関連について
証券化や賃料減額など、鑑定評価の案件となることが多いGMSを含む流通業界について、最近の動向を報告。昨今、GMSの二極化(いわゆる勝ち組、負け組)、各業界の再編化、さらには新興の業態の進出など、小売業界は絶えず変化し、また、その変化のスピードも加速化している。絶えずウォッチしておかないとすぐに情報が陳腐化する業界である。今回は業界全体の動向を業界誌等の情報を収集し、これを要約して報告し、さらにその中でも注目されている業態、すなわち、ホームセンター及びドラッグストアについての最近の動きをレポートし、これら業界の動向と不動産鑑定との関わる可能性について考察する。

index
小売業界の動向
淘汰が加速と飛躍のチャンス
消費者の質的変化
小売業の主役に躍り出る新たな業態
テナントミックスの可変性(フレキシブル・コラボレーション)
有力テナント誘致力
外資参入による影響
注目される小売業界の動向
ホームセンター業界の動向
ドラッグストア業界の動向
小売業界の動向と不動産鑑定の関わりの可能性
大型規模の店舗出店のための資金調達手段としての証券化
売場効率の低下と賃料負担
最後に

PDFを開く