大連市(中国)

2006/11/1


流通科学大学博士課程
閻 相宇

北の香港をめざす
大連市の位置は、日本の仙台市と同じ緯度線にある。中国東北部(黒龍省、吉林省、遼寧省)の最南端に位置し、「東北の窓口」とも呼ばれ、市当局は「北の香港」と自称し国際事業の促進に力を注いでいる。市の総面積は12,574平方キロメートル、うち市街地の面積は248平方キロメートルである。現代国際流通センターを有し、中国東北地域の交通枢要の拠点となっている。また、同時に環渤海経済圏の地域拠点でもあり、韓国、日本、ロシアの港湾へも便利に接近できる。現在、中国東アジア地域の経済発展の下で、中継貿易事業の拡大や、外資事業の導入、合弁事業の展開、産業構造の向上、サービス業の発展などが大いに期待される。そんな大連の今を探る。

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交通の枢要に立地する大連市
市の経済概況
大連市の商業
むすび

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