2008.11.01

レポート

商業施設

丸の内オアゾとミッドランドスクエア

株式会社立地評価研究所
不動産鑑定士 大西靖生

オフィスと店舗の新しい関係
オフィスビルに囲まれたところで、店舗街は成立するのだろうか。一般に大型のオフィスビルの場合、わが国ではこれで、地下2~3階に駐車場、地下1階に飲食・小売・サービス店、1階に銀行、2~3階にクリニックなどのサービス施設を配置するパターンが定着してきた。飲食や物販店のお客はビル内のオフィスワーカーが中心で、それに周辺のオフィスワーカーなどが加わるという程度である。ところが最近は事情が少し変わってきた。オフィス街の店舗などがオフィスの付属物から脱却し、自己主張を始めている。週末や日祝日にも人が集まり、繁盛する店舗(街)が登場しているという。オフィスと店舗・サービスの複合機能が併立するコンプレックス(複合施設)である。そのあたらしい事例をオフィス街にできた店舗例(①東京「丸の内オアゾ」と②名古屋「ミッドランドスクエア」)で実際にみることとした。

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丸の内オアゾ
ミッドランドスクエア

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