2008.11.01
レポート
商業施設
最近のSC(ショッピング・センター)動向
株式会社立地評価研究所 調査部
景気低迷の中、大型SCがいかに増加・開設を図ったか
近年、わが国の小売業は店舗数、売上高とも減少が続き、1997年から2007までの10年間に店舗数は実に28万店も激減した。年間で約3万件が閉店した計算になる。この減少傾向は一般店舗の他、百貨店や総合スーパー(GMS)、ショッピングセンター、コンビニエンスストア、ホームセンター、ドラッグストアなど業態を問わない。また景気後退、食品などの消費物価の上昇、消費者に拡がる雇用不安などを受け、近い将来に小売消費が上向きに転じる見通しは明るくないが、このような傾向はごく最近になって生まれたものではない。小稿は、このような見通し下でありながらも、大規模なショッピングセンター(SC)がいかに増加してきたか、あるいはどこに開設されてきたか、その動向を眺めたものである。
index
SCの増加理由(その1)
SCの増加理由(その2)
大規模化の理由 - 立地と規模
2006~2008年のSC開設の実態